ローダウンについて
ローダウンとは、サスペンション部品を交換して車高を低くすることをいいます。
インチアップでかっこよくなった足回りを更に引き締める効果がありますので、インチアップと一緒に検討してほしいと思います。
また、インチアップをした時、タイヤの外径が純正のサイズとピッタリ同じになることはまれで、チョイスしたタイヤの外径が小さくなるとタイヤとフェンダーとの隙間が広がります。
このような時もローダウンすることでタイヤとフェンダーとの隙間を狭くして見た目の改善が期待できます。
当サイトでは、メーカー車種ごとのインチアップ・ダウンの方法やサイズ一覧も紹介しています。
インチアップ方法とサイズ(メーカー車種別一覧)
ローダウンの方法
このローダウンですがいくつか方法があります。
まず一つ目はショックアブソーバーという部品は純正品をそのまま使い、コイルスプリンだけを交換する方法です。スプリングだけを交換しますので通販などで買えば2万円程度で買うことができ、工賃を含めても5万円以内で納めることができます。
もう一つは、車高調とかよく言われていますがスプリングに加えてショックアブソーバーも車高の調整が可能なものに交換する方法です。
こちらは、コイルスプリングに加えショックアブソーバーも交換しますので値段は高くなります。ネット通販で購入してもざっと10万円程度になります。
乗り心地が悪くならないのか
昔のローダウンサスは、乗り心地がごつごつしたものが多く、よくローダウンサスに交換すると胃下垂になるなんて言われていましたが、今は競技目的だけでなく市街地走行のみも想定した商品も多く出回っていますので、車高を下げても乗り心地自体はノーマルと全く変わらないものも多く発売されています。
サスペンションメーカーはいくつかありますが、私がお勧めするのはタナベのサスペンションです。
タナベのサスペンションも幾つか種類がありますが私がおすすめするのはサステックNF210です。
車高は3-4㎝ダウンで乗り心地は交換したと言われなければ全く気付かないレベルでした。
特に小さなお子さんがいて、ローダウンはしたいけど乗り心地が悪くなるのは絶対に避けたいと思っている方は、タナベはじめTEINなど各社で、乗り心地が悪化しないローダウンスプリングも用意されています。
自動ブレーキなど安全装置への影響は
ローダウンすることで自動ブレーキなど安全装置への影響はどうなるのでしょう。
カー雑誌がサスペンションメーカーTEINの協力のもと検証テストを実施した記事を見つけました。
結果は、前後の高さを変える(極端な前傾姿勢あるいは後傾姿勢など)などしない限り評価で使ったヴォクシーでは誤作動は発生しなかったようです。
車検には通るのか
ローダウンした場合の車検についてですが、2007年度以前はスプリングをはじめ足回り部品を交換すれば許認可が必要でしたが、2007年度以降は最低地上高9cmを確保できればそのまま車検に通るようです。
因みにこの9㎝ですが樹脂製のエアロパーツなどは対象になりません。
程よくローダウンして足元を引き締める
程よくローダウンされた車は更に足元が引き締まりよりかっこよく決まります。
インチアップと同時にローダウンも是非検討してみてください。