インチアップのメリットとデメリット
インチアップをすることによるメリット・デメリットについて紹介します。
インチアップのメリットとデメリットについて紹介します
『インチアップとは』でも簡単に紹介しましたが、ここではインチアップすることによるメリットとデメリットについて紹介します。
当サイトでは、メーカー車種ごとのインチアップ・ダウンの方法やサイズ一覧も紹介しています。
インチアップ方法とサイズ(メーカー車種別一覧)
メリット
インチアップのメリットについて紹介します。
コーナーリング性能Up
低偏平タイヤになることでコーナーリング時タイヤ側面の変形が少なくなりますのでコーナリングが安定します。
ブレーキ性能が上がる
インチアップは基本タイヤ幅を広くします、そうすることで接地面積が大きくなりますので転がり抵抗が上がりブレーキ性能Upが期待でます。 しかしコンマ1秒を競うスポーツ走行でない限り、微々たる差でしょう。
操縦安定性があがる
低中速域での走行性能Upが期待できます。
見た目がスタイリッシュになる
低扁平のタイヤになりますので見た目が引き締まってかっこよくなります。 実はこれが最大のメリットでしょう。
デメリット
次に、デメリットについて紹介します。
乗り心地が悪化する
インチアップタイヤの偏平率にもよりますが、路面の起伏の吸収が悪くなりゴツゴツ感を感じるようになります。ざっくりですが偏平率60→40あたりまで変えたらはっきり違いに気付くと思います。
ロードノイズが悪化する
チョイスするタイヤにもよりますが、純正タイヤに比べタイヤ幅が広がりグリップタイヤに変えると設置面積が広がる&接地性が上がりロードノイズが悪化する懸念があります。 しかし、最近のグリップタイヤは静粛性もキープできている商品も多いので、ゴリゴリのグリップタイヤでなければさほど気にならないと思います。
燃費が悪化する
タイヤ幅が広くなった場合、転がり抵抗が大きくなり燃費悪化が懸念されます。しかし、これも運転方法の差ほどではないでしょう。
ハンドルがとられやすくなる
こちらもタイヤ幅が広くなった場合、段差を拾った時などハンドルが結構神経質に取られることがあります。私が初めてインチアップした時この差を最も実感しましたが、クルマが急に変な方向に走り出すわけではありませんので慣れればどうってことはありません。
インチアップすることで車の特性は変わる
以上のようにインチアップをすることで車の特性は変わることになります。
インチアップをされるときはこのことを知っておく必要があります。
純正タイヤはその車のスペシャル品が使われている
話はそれますが、工場から出荷された車に装着されている純正タイヤは自動車メーカーがその車専用に設定したスペシャル品で量販店の店頭にあるものとは違います。このタイヤのことを承認タイヤといいます。
例えば同じブランドでタイヤ幅も同じ165のタイヤでも、角の部分の形状を丸くして設置面積を狭くして、燃費向上をはかったりしています。しかし、逆に設置面積が狭すぎるとタイヤのグリップ性能は落ちますので、ゴムの性質を変えたり形状を変えたりと、幾つもの試作タイヤを使ってテストを繰り返してその車専用のタイヤを選定していきます。
しかし、皆さんがインチアップではなく単純にタイヤ交換する場合でも、メーカーなどは特に気にせず交換されていたりしますよね。それだけでも実はその車の特性は若干変わってしまうのです。
私が初めてインチアップをして最も感じたこと
メリットとデメリットについて紹介しました。
ちなみに私が初めてインチアップをしたときに感じたインチアップ前後での大きな違いは『ちょっとした路面の凹凸にステアリングがいちいち反応する』でした。
かといってステアリングがとられてとんでもない方向に走っていくわけではありません。
そのまままっすぐに走ってはくれるのですが、ちょっとした凸凹にも神経質に反応する感じで、最初は少し戸惑いました。
慣れればどうってことはなくなりましたけどね。