インチアップダウンでタイヤ外径が小さく・大きくなると

インチアップやインチダウンサイズはタイヤの外径をなるべく変えないように選びますが、どうしても数ミリの誤差は生じてしまいます。しかし、インチアップダウンによる外径差(個人的な目安として12mm以上)が大きくなりすぎるとどうなるでしょう。

ここではインチアップダウンでタイヤ外径が変わりすぎたときの影響について紹介します。

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タイヤ外径が変わることによる影響

タイヤの外径が変わった時の代表的な影響について紹介します。

最低地上高が変わる

タイヤの外径が大きくなると最低地上高が高くなり、段差などで路面との干渉はしにくくなりますが車高があがってSUV的な印象になります。

例えば、アクアのSUV的なグレードのクロスオーバーは、他のグレードに比べてタイヤ外径が20mmほど大きくなっています。

逆に小さくなると最低地上高が低くなり段差などがで路面と干渉しやすくなります。

タイヤとフェンダーの隙間が変わり見た目の印象が変わる

タイヤの外径が大きくなるとタイヤとフェンダーの隙間が狭くなり、小さくなるとタイヤとフェンダーの隙間が広くなり見た目の印象が変わります。

どちらかというと小さくなった方がフェンダーとの隙間が広くなった分、見た目はかっこ悪くなる印象があります。

燃費と発進加速に影響が出る

一般的に外径が大きくなると発進時の加速が鈍くなります。発進が鈍くなるとついアクセルをを開けてしまいますので、燃費が悪化する原因になります。逆に小さくなると発進が軽快になります。

私は以前20mmほど外径を大きくしたことがありますが、発進時のもたつき感を顕著に実感しました。

外径大きさが大きく変わるとメーター表示に誤差が生じる(計算例付き)

タイヤ外径が大きくなると、スピードメーターの表示速度が実際より低く表示され、距離メーターは実際の走行距離より少なく表示される。小さくなるとスピードメーターの表示は高く表示され距離メーターは多く表示されます。以下で外径の差がどれほど走行距離の差に出るか例をあげて紹介してみます。

タイヤ外径が変わった時のスピードメーター誤差

タイヤ外径が変わった時のスピードメーター誤差の計算ができる計算機を作成しました。

参考にしてみてください。

スピードメーター表示との誤差計算機

・スピードメーター誤差が一目でわかる計算機⇒タイヤ交換した時の速度誤差計算機

タイヤ外径が変わった時の距離メーター誤差

・タイヤサイズが変わった時の距離メーター(オドメーター)誤差が一目でわかる計算機はこちら↓

インチアップ・ダウンでタイヤ外径が小さくなりすぎると距離メーターが実際より多く表示されてしまう(計算例紹介)

外径が小さいまま長年乗っていると、下取りを出すときに走行距離が実際の走行より多く表示されるため、多少ですが損をしてしまいます。では、外径を大きくすればいいかというとそうはいきません。

外径が大きくなると燃費が悪化する・発進時もたつくなどの弊害が出ます。

インチアップ時のタイヤ外径は極力純正サイズに合わせるようにしないといけませんが、数mmの誤差はどうしてもでてしまいます。では、タイヤ外径がどのくらい変わると、メーター誤差がどのくらい出てしまうのか?例をあげながら紹介していきます。

タイヤ外径が20mm小さくなると距離メーターはどうなる

車は、車輪の回転数にタイヤが1回転当たり走行する距離をかけて走行距離を計算しています。そして、1回転当たりの走行距離は、標準装備されているタイヤの外径をもとに算出しています。

そのタイヤ外径が小さくなると距離メーターの表示にどのくらいの誤差が生じてしまうのか、例をあげて計算してみます。

純正タイヤが195/65R15の場合で計算

少し極端ですが、純正タイヤサイズが195/65R15で、タイヤ外径が20mm小さくなったケースで計算してみます。

この純正サイズのタイヤの外径は、約635mmです。

これに円周率をかけると、

635mm×3.14=1993mm≒1.99m← タイヤが1回転するごとに走行する距離数

車輪1回転あたり約1.99m走行します。車は車輪の回転数に純正タイヤの1回転当たりの走行距離1.99mをかけて走行距離を算出しています。

5万キロ走行した時の車輪のトータル回転数は、

50000キロ×1000(1キロは千メータ)=50000000m(5千万m走行)

これを先程の1.99mで割ると、車輪は5万キロ走行するのに25,125,628回転します。

これが、上記純正タイヤが装着された時の5万キロ走行した時のトータル車輪回転数です。

外径が20mm小さくなると

上記純正サイズから、

205/45R17インチのタイヤにインチアップした場合、タイヤの外径が20mmほど小さくなります。

外径が20mm小さいこのタイヤだと、1回転当たりの走行距離は約1.93mになります。

外径が小さいので、5万キロ走行するとタイヤのトータル回転数は、25,906,735回転と純正タイヤに比べて、多く回転してしまいます。そして、車のメータは

25,906,735回転×1.99m(純正タイヤの1回転の移動距離)=51554404m≒5.15万キロ走行を表示することになります。

実際には5万キロしか走行していませんがメーターの距離表示は5.15万キロを表示してしまいます。

10万キロ走行した時の表示は3000キロ多く表示されてしまう

タイヤ外径が20mm小さくなると実際には5万キロしか走行していなくても、余分に約1500キロ走ったと表示されてしまうのです。

10万キロなら、2倍の3000キロ余分にメータが表示されてしまいます。

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差を感じるようになる大きさの差は

以上、タイヤの外径が変わることによる見た目や車の性能に与える影響について紹介しました。

私自身の経験から、インチアップ・ダウンする時は、タイヤ外径を純正サイズと同じか、±12mm程度以内に収めたいところです(あくまで個人の感想です)。

そして、タイヤ外径が20mm以上変わると見た目の印象がはっきりと変わったり、実際の走行性能の違いも実感するようになると思います。

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