インチアップ時のタイヤの扁平率と見た目

車のインチアップをする時、必ず出てくる扁平率について紹介します。

偏平率とは、タイヤ幅に対するタイヤ高さの割合で扁平率45の場合は、タイヤ高さがタイヤ幅の40%ですよということです。

普段使われている低扁平率=タイヤの高さが低いといったイメージを持っている方が多いと思いますが、扁平率はタイヤ幅に対する高さの割合ですのでタイヤの幅が変われば同じ扁平率でもタイヤの高さは変わってきます。

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225/45と205/50どちらが低扁平率に見える

例をあげて紹介します。

扁平率とはタイヤ幅に対するタイヤ高さの割合のことで、“45”とか“50”の単位は%です。

タイヤの側面に印字されている数値が、

225/45R19の場合、

  • 225:タイヤ幅
  • 45:扁平率
  • R19:ラジアル構造の19インチタイヤ=ホイールリム径

上の表示にはタイヤ高さが表示されていませんが、タイヤ幅と扁平率がわかればタイヤ高さを求めることができます。

タイヤ高さはタイヤ幅に偏平率をかけて求めることができます。

タイヤ高さ=タイヤ幅×扁平率÷100

どちらが低扁平に見える?

以上のことを知ったうえで、例をあげて比較してみましょう。

225/45タイヤと205/50タイヤの扁平率について。当然、225/45の方が低扁平率なのですが、見た目はどうでしょう?
・225/45の場合は、タイヤ幅225mmの45%ですから、約101mm
・205/50の場合は、タイヤ幅205mmの50%ですから、約102mmです。

245/45タイヤの方が低扁平率ですが、タイヤ高さは205/50タイヤとほぼ同じです。これを誤解している人が結構いますので紹介しておきました。

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