インチダウンのメリットとデメリット

最近のホイールの大経化などによりスタッドレスタイヤのインチダウンを検討する方も増えてきていると思います。また、ドレスアップとしてインチダウンサイズをチョイスする方もいるでしょう。

別ページでインチダウンについて紹介していますが、このページではインチダウンのメリット・デメリットとインチダウンの活用例について紹介します。

インチダウンもインチアップと同じく、タイヤの外径は変えません。このことを勘違いしている方が多いので気を付けてください。

こちらもどうぞ

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インチアップ方法とサイズ(メーカー車種別一覧)
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スタッドレスタイヤ購入ガイド

インチダウンのメリット・デメリット

では、インチダウンのメリットとデメリットについて紹介します。

インチダウンは別ページで紹介しています、“インチアップのメリットとデメリット”がほぼ逆転します。

インチダウンのメリット

  • 一般的に純正サイズのスタッドレスタイヤに比べて価格が安い-30%以上安くなることもあります。(注意:インチダウンサイズが量販サイズでない場合、逆に割高になることもあります)
  • 乗り心地が良くなるー高扁平になりますのでタイヤ高さが高くなりクッション性があがり、乗り心地はよくなります。
  • 燃費が改善する-タイヤ幅が狭くなれば接地面積が減ることで接地抵抗が下がり、燃費の改善が期待できます。

インチダウンのデメリット

  • コーナーリング性能が悪化するータイヤの高さが高くなりますのでコーナーリング時にタイヤ側面が変形しやすくなり車両の姿勢が安定せず、コーナリング性能が悪化する可能性があります。
  • 見た目が悪くなる-高扁平ですのでタイヤの高さが高くなり見た目がかっこ悪くなります(但しオフオード感を狙ったり・クラッシック感を狙ってあえてインチダウンする場合もあります)。

最大のメリットはやはり安く購入できること

上にあげたインチダウンメリットの中でも、最大のメリットは安さです。

インチダウンすることで、純正サイズに比べ30%ほど安くタイヤとホイールのセットが購入できる場合もあります。

インチダウンのメリットをマツダ3を例にみてみる

最近発売されましたマツダ3を例に見ていきたいと思います。

マツダ3は純正装備のタイヤサイズが215/45R18となっていますが、メーカーオプションで205/60R16のタイヤが選べる設定になっています。

マツダとしては、18インチのタイヤでこそマツダらしい走りが提供できると考えて、18インチを純正に設定しているのでしょうが、中には乗り心地を最重視する人もいます。

そのようなユーザーのためにオプションとして16インチを設定しているのでしょう。

そして、このインチダウンのオプション価格ですが、16インチにインチダウン+UVカット・IRカットガラス+CD/DVDプレイヤー+地デジTV】のセットでプラス¥5500となっています。

【UVカット・IRカットガラス+CD/DVDプレイヤー+地デジTV】だけだと¥49500ですので実質¥44000の値引きになります。

タイヤやホイールは、インチサイズが大きくなる・タイヤ幅が広く低扁平率になるほど価格は高くなります。逆にインチサイズを小さくし、タイヤ幅を狭く・扁平率を上げれば価格は低く抑えることができます。

ネット通販で18インチと16インチを比較してみると

上記マツダ3の標準装備の18インチタイヤとオプションの16インチタイヤホイール4本セットの通販での価格を比較してみます。

標準装備と同じ18インチで購入する場合

215/45R18セット⇒¥65200~

オプションと同じ16インチで購入する場合

205/60R16セット⇒¥45500~

通販なら、18インチでもかなり安いのですが、そこから更に2万円(約30%)の差があります。

カーショップなどで販売されている値段は、18インチのセットで安くても12-17万円位はします。インチダウンする事で、半値以下で買えることになります。

インチダウンはスタッドレスタイヤの購入に最適

インチダウンの目的は様々です。上で少し紹介していますが、オフロード感やクラシック感を狙ってあえてインチダウンする場合もあります。

それ以外の人にとってはインチダウン⇒かっこ悪いですよね。でも、冬の間だけ使うスタッドレスタイヤはネット購入プラスインチダウンサイズをチョイスして安く購入することをおススメします。

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